北海道旭川市西神楽地域

(1)地域の沿革と概要

北海道の旭川市の南西部に位置する西神楽地域は、総面積114.14km2、人口約4,500名を有する旭川空港近郊の水田地帯である。地形条件の制約などから比較的小規模な圃場が多く、大豆やそばなどの転作も増えています。全国的に知名度がある美瑛町に隣接し、動物の自然な生態が見られる行動展示で人気のある旭山動物園まで車で25分、富良野市までも1時間圏内にあり、美しい景観や自然、観光地に恵まれた地域である。車で20分程度の旭川市の中心市街地には、医療・福祉施設や百貨店等の商業施設など、生活に便利な施設が集中しており、田園環境と都市的利便環境の両方を享受できる地域です。

 

(2)西神楽エコ農村共生対流推進協議会設立までの経緯

1996年 4月    「西神楽地域づくり研究会」発足

2001年10月    NPO法人グラウンドワーク西神楽 認証

2008年 5月    西神楽地域づくり振興協議会 設立

2013年 5月    西神楽エコ農村共生対流推進協議会 設立

 

平成25年、持続可能な西神楽地域の実現を目指すべく、農業振興とエネルギーの地域内循環の取組を盛り込み、総合的な地域づくりを進める発展的な組織として、西神楽地域振興協議会の構成団体をさらに追加して、西神楽エコ農村共生対流推進協議会を設立しました。この協議会は、これまでの西神楽地域の様々な取組を通じて、各種ノウハウが蓄積された総合的な地域づくり推進母体と言えます。